嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

【証明できない事を語る人たち】

・成功するためには〇〇が大事だ!
・幸せになるためには〇〇が重要!



この様に目的・目標の達成のために、
何が必要かを語る人は多い。



ではそれを”証明”するために
何が書かれているか?
または、何を語るのか?
この”証明”するための内容が一番のミソになる。



ちなみに”証明”をするためには、
常に「なぜ」という言葉を使い、
そこにウソや矛盾がない事を説明しなければならない。



しかし、昨今の内容と言えばどうだろうか?



まず、「どうすれば良いのか?」
を語る人がいる。



・〇〇だけをすれば成功する!
・成功者の言う事を聞けば成功する。
などなど・・・・



これでは、”証明”をしているのではなく、
その具体的なやり方を語っているだけである。



つまり、成功の理由を語っているのではない。
説明すべきは、その具体的なやり方が
なぜ成功するか?である。



他には「自身の体験談」を語る人もいる。



・〇〇の様な苦しい日々を乗り越えて・・・・
・私は〇〇だったけど・・・・・



だから何なのか?
それは、聞いている側に臨場感を与えているだけだ。
「私も最初は皆さんと同じだったんです!」
といって、聞いてる側の感情を揺さぶり、
成功できるイメージを植え付ける。



しかし、あくまでその人だから出来た話であり、
他人がその体験談通りに行くのか?
と言えばまったく当てはまらない。

結局何の”証明”にもなっていないのだ。



他にも、成功者のノウハウを真似する人がいる。



成功者がやっている事、習慣
成功者のマインドセット
などなど・・・



これは、統計的な考え方である。
もっと言えば、「帰納法」を使った”証明”である。



しかし、そのノウハウによる
失敗者の数を数えたことはあるのだろうか?
つまり「帰納法」を使った”証明”で考えた場合、
失敗者の数の方が多いのであれば、
それは成功するための定義とはなりえない。
むしろ、
”失敗者をより多く生みだした方法”
とも言えるのだ。



つまり、”証明”しようとしているのは、
成功ではなく失敗の”証明”をしてしまっているのだ。



そもそもであるが、「帰納法」は
99%の成功を”証明”するのではなく、
1%の失敗が存在することを”証明”するものだ。
つまり、その定義は必ず
失敗が孕んでる事を”証明”しているのだ。



この様に言葉を使いこなすどころか、
その文章が意味する内容にさえ
気がつかない人が圧倒的に多い。



感覚的にうまく”証明”できる人もいるが、
ほとんどいないし、極めて稀である。
また、成果を出している人が語っている
成果を出すためのノウハウの”証明”の仕方も
かなり怪しいものがほとんどである。