嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

さあ!あなたの将来を”占おう”

占いはいつでも流行っている。
星座や動物を初めとした、
街頭や個室など多くの占いが存在する。



占い自体はもう何千年も前から存在している。
そして、今でも多くの種類の占いが存在する。



では、なぜ人は占いを信じるのか?



未来に対しての“不安”があるからだ。



それはどんな“不安“か?
自身がどんな人生を歩むのか?
それが気になって仕方がないのだ。



将来結婚出来るのか?
何歳まで生きる事ができるのか?
子どもは何人いるのか?
10年後はどんな仕事をしているのか?
お金は稼いでいるのか?
などなど・・・・



そうして、こういった事に対して、
答えを求める。
もちろん、自身にとって都合の「良い答え」をだ。

しかし、なぜこういった事が気になるのか?



結婚していれば、結婚出来るか気にならないし、
安定した仕事をしていれば10年後は気にならない。
お金も複数の収入源があれば、
おそらくこれからも稼いでいる。



そう、現状で「無い」事に”不安”を感じるからであり、
その現状がこのまま続く事に”不安”があるのだ。


しかし、本当に占いによってその人の
今後を知る事が出来るのか?



はたまた、星座や動物、手相などの括りで
数多の人を分ける事が出来るのか?



占いは、基本的に
“当てる”
ことはしない。
“外さない”
ことをしているのだ。
そして、否定したくないような事、
もっと言えば肯定したくなるような事を語る。


例えば、
「あなたは一見○○だけど、
実はブレない軸を持っているでしょ?」



この○○には、その人の見た目の事を適当に
当てはめるだけだ。



そして、「軸のある人間だ!」と言われて、
それを否定しようと思う人は極めて少ない。



そして、言われた内容に対して人は、
自身の過去を振り返り該当する内容を探す。
数十年生きていれば一つは当てはまるのだ。



この様に初めに3つくらい
その人の特徴から“外さない”質問をする。
当人は“当たっている”という錯覚をおこす。


この状態になれば、これから語るアドバイス
“信じる”というより、“信じたい”状態になる。



ちなみに、よく当たると言われる、
しい〇け占いだが、自身以外の星座を見ても、
ほとんど自身に当てはまる。
やはり“外していない”だけである。



「よく当たる」というブランド力と、
その内容を否定したくない、むしろ肯定したい!
となる事が書かれたり、語られたりすれば
大方それでいいのだ。
人は自分の都合の良い解釈をしたいだけに過ぎない。



実は、こういったものは占いだけではない。



全てのビジネスをしている人が
この手法を気付かず駆使する。



世の中の現状に対して不安を抱えている人に対して、



「あなたの考えは素晴らしい!」
「それを現実化しなければならない!」
と、肯定したくなるような事を語る。



次に、
「しかし、今のままだと現実化は出来ない・・・」
「今のままだとこれからの人生楽しくないですよ!」
「現状維持だと、これから一生後悔する!」



はっきり言おう。
上記の内容は全ての人にあてはまる。
極めて当たり前の事を言っているだけだ。



そして、
「これからの人生を良くしましょう!」
「あなたも幸せになりましょう!」



こう語られると
もう断る理由はない。
そう、トドメに
“快楽の強制”
を使う。



本当は誰にも未来の事は見えない。
しかし、誰もが抱える不安を言語化し、
どうすれば良いかアドバイスをして、
ビジネスへの誘導をする。
どれもこれも“外さない”というより、
極めて当たり前の事をカッコよく語っているだけだ。



こんな事に翻弄されている場合ではない。