嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

その正義は“担がされている”


成功者、有名人などの影響力のある人が、
講演会、セミナーにおいて、



「世の教育を変えなければならない!」
「環境破壊を止めなければいけない!」
「多くの人を救わなければならない!」



この様に声高らかに演説をする。
参加者が知らない「事実」を伝え、
このままだと参加者にも悪影響が及ぶ事を語る。



「今の教育では日本はダメになる!」

「環境破壊は進んでおり、
食い止めなければ今後はない」

動物実験で作られている商品を
止めなければかわいそうだ!」

「添加物がこれからの子どもたちを
ドンドンダメにする。」



と、映像を流しながら、
見て、聞かせて、そのイメージをより鮮明にする。



そして、
「皆さん!共に世の中を変えよう!」
と、力強く語る。



多くの受講者や、聴衆はこの声に対して、
心を大きく揺さぶられ、感動し、高揚感を得るだろう。



同時に、
「自分たちが何とかしなければならない!」
と、
熱い気持ちを持つ。



こういった「感動」もしくは「悲壮」な体験は
人の感情を大きく揺るがして、そのままでは
居ても立っても居られない状態にする力がある。



そして、それを語る主催者の「正義」を
“担ぎたくなる“
のだ。



しかし、この感情を大きく揺さぶる力は、
極めて一過性なのだ。
なぜなら、
3日後に自身にはさほど関係がない事に気付くからだ。
早ければ翌日には気付く。



そう、
“担がされている”
のだ。



もちろん、主催している側は
セミナーのアフターにおいて、
「早い行動!決断力!スピードが大事だ!」
と、熱い気持ちが冷める前に
一気にクロージングし、セールスが決まる。


ここまで、“担がされる”と、
もう後には引けない状態だ。



この手法はセミナーや講演会等だけでなく、
選挙などでも同じ手法が活用されている。



もちろん、このやり方に良し悪しはない。



ただ、疑問が残る。
「それは、己の正義か?」
「他人の正義の片棒を担がされていないか?」
と。



しかし、人というのはどんな物や考えであろうと、
一度手にしたり、担いだ場合、
それを否定される事を極端に恐れる



もちろん、
「他人の正義」であってもだ。



そして、この投稿を見ている人の中で、
「そんな事はない!」
と言う人も存在するだろう。



基本的には、自身が得た物や考えを
を否定される事に人は異常な反応を示す。
なんだか自分自身が否定されている錯覚に陥るからだ。



しかし、その異常な反応こそが
“担がされている”事の証明である。



真に「己の正義」であるなら、誰に何を言われようとも、
淡々とその正義を貫く事が出来るからだ。



その、正義は本当に自分自身で作ったものか?
それとも誰かにその片棒を“担がされた”だけなのか?
この問いに対して、自身の感情がどの様に揺れ動くかで、
多くの事を認識できるだろう。