嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

それは自身にとって都合のいい解釈

「あの時、もし○○していたら、命はなかった」
「あの時、変化をする事を選択したから、人生が変わった」



と、過去の選択が“良かった”もしくは“悪かった”
という風に考える人は多い。



また、別の考えで、
「あの時、○〇しなくても、必ず今の様になっていたと思う」



と、運命的なモノを感じる人もいる。



こういった考えはよく聞く。
もちろん、人であるなら最低でも一度は考えた事だろう。



では、この考えは
証明できるのだろうか?


まず、“良かった”を証明するには
反対の“悪かった”が必要になる。
これは、逆もしかりだ。



そして、その“良し悪し”の比較対象とは
「もし○○だったら・・・」である。



そう、「if」の世界だ。


しかし、「if」の世界を再現することができなければ、
その世界に行くことも出来ない。



そう、
「並行世界」
の存在は証明できず、
想像しかできないのだ。



過去の自分が「もし」別の選択をしていたなら・・・・
と、想像をする事で終わる。


もちろん、今の自分の考えを“肯定“する場合は、
「並行世界」の自分の考えを、“否定”する。



また過去の自分と似た様な選択をした他人の
結末を見た時に「if」はより明確に想像される。


「やっぱり○○しなくて良かった・・・」
「やっぱり○○した方が良かった・・・」



しかし、それはあくまで他人であって自分ではない。
やはり、もう一人の自分は存在しえないのだ。



そう、「並行世界」の自分と比べる事自体が無意味である。


ではこういった「並行世界」の自分
との比較は何を生み出すか?



それは
「都合の良い解釈」だ。



「やっぱり○○だ・・・・」
と、良し悪しに関わらず、
その考えをより強固にしていく。



一言で言えば.
思い込みである.



そう思いたいだけなのだ。



むしろ今の自分を“満足”させる最悪な結果を招く。



“満足”をすれば、それ以上を望まなくなる。
“成長”をしようとしなくなるのだ。



そして、思い込みが強くなればなるほど、
周りの声は届かず、自分ひとりの世界になる。



そんな事でしか自分自身を保てないのであれば、
現実世界では生きていけない。
なぜなら、現実世界にもう一人の自分は存在せず、
他人しか存在しないからだ。



そんな“たられば”を語っている時間があるなら、
目の前の現実と向き合うべきなのだ。