「嫌われない」ようにするほど「嫌われる」

人は、他人に優しい言葉をかけ、
他人の事を想って行動を行ったりする。

友達や恋人、夫婦や家族など・・・・

また、ビジネスでも同じである。
クライアントや見込み客に対し、
ビジネスパートナーに対しても。

しかし、人に好かれたり、気に入られたりと、
「認めてもらう」事は中々ない。
むしろ嫌われる結果になることが多い。

それはなぜか？
考えのベースが、「嫌われたくない」からだ。
「相手の事」を考えている様で、
実は「自分の事」しか考えていない。
矛盾した考えだ。

「人は、全ての人に好かれたい。」
という考えを多くの人は否定している。
というより、この考えは達成できない事を知っている。

なぜなら、この世は「ウソの世界」だからだ。
好きでもないのに、好きと言い、
好きなはずなのに、嫌いと言う。

時には、嫌いだった人を突然好きになったり、
その逆もしかりだ。

例え、夫婦であろうがパートナーが本当に好きかどうか？
これを証明することは出来ない。
自分の想いは自分にしかわからず、
それは他人も同じなのだ。

本当のことは、自分以外に何も存在しない。

そう、他人からの「好き」「嫌い」
を証明できない世界において、
そんな事にとらわれる時間が一番
無駄である。

この様に言うと元も子もないが唯一残り得る
事実だ。

他人の顔色を伺うなど無駄な事などやめて、
むしろ他人の度肝を抜くような事でも何でも行えばいい。

それでも、今一つ腑に落ちない人へ。
少し矛盾ではあるが、この考えを伝えよう。

“すべての人に好かれる事はない”
捉え方を変えると、
“すべての人に嫌われる事もない”だ。

極論ではあるが例え、極悪非道で史上最悪な事件を犯したとしても、
世の中を探せば一人くらいは共感する人は存在する。

「嫌われない」様にするのでなく、
どの様に「嫌われる」かを考えた方が効率よく、
行動も人付き合いもできるだろう。