嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

“成功者“も本をよく読むが、“失敗者“も本をよく読む


「成功者は本をよく読む」
「本をよく読んで知識をつける」
「○○さんの様に成功するために、○○さんの本を読む」



理由は様々ですが、多くの人は本を読む。
特に
・ビジネスをしている人
・新しく仕事を探している人
・副業を考えている人
・収入減を増やそうとしている人



などなど・・・こういた人は特に本を読む。



基本的には「自己投資」として本を読む事が多い。
そう、成果や結果を出すための「自己投資」だ。



では、本当に“本”が「自己投資」になるのだろうか?



まず、“本”は基本的に著者の成功体験、失敗体験などを書いたものだ。そして、それは読者が面白く見られるように作られている。



“まえがき”から読者の先入観を外す内容を書き、
最初は自身の失敗体験から「不幸」であることを魅せる。
そして多くの気付きから成功体験を重ね「幸せ」になった事を記す。
後はそれがどの様にして成せたのか?
詳細に、具体に書き記す。



読み終わったその時、
まるで自分自身がその人生を送ったかの様な錯覚を起こす。
“擬似体験“だ。



まるで映画を見た様な
“気持ちよさ”があり、
そして、それをどのようにすれば達成できるか?
それを解説までしてくれる。



「よし!私にも出来る気がする!」
「著者の様に成功をしてやるぞ!」
と意気込む。



しかし、それで成果が出るための行動が出来るようになるのか?
いえ、
ほとんどの人が行動に移せない



もし、本を読んだら成功者になれるとしたら、
世の中の多くの人が成功者でなければならない。



なぜ本を読んでも行動が伴わないのか?
なぜ本を読んでも成果に繋がりにくいのか?



実はこの“気持ちよさ”が問題だ。
人は“満足”をすると、それ以上の行動をしたくないからだ。
むしろ“満足”することにより、また同じ“気持ちよさ”欲する。



この“気持ちよさ”は一時的なモチベーションやヤル気は確かにでる。
しかし、
それは翌日になれば消えて無くなる。



そして次の行動はと言えば、
・同じ本を繰り返し読む
・同じ著者の本を買う
・別の“気持ちよく”させる本を買う
と・・・・



やっている事は、同じ事を繰り返しているだけだ。
【目的】のための『手段』のはずが、『手段』を得る事が【目的】となる。



本が好きで読んでいる人全てを否定するわけではない。
しかし、こういった本末転倒な行為に陥る可能性は気付くべきだ。



“本“とは、著者の成功体験であっても、読者の成功体験にはならない。
そして、“本“には、著者の心を掴む様に構成を考えられている。
「自己投資」として活用するのはイイが、一歩引いた目線で見なければ
読んで満足する結果に終わる。