”承認”とは成長を止める最大の因子。
承認。それは、認める事。
そしてこれは、
「成長」を止める最大の因子だ。
「今のあなたでいい。」
「その自分らしさを活かそう」
「過去の自分を受け入れよう」
「あなたの考えは本当に素晴らしい」
この様に、他人から自分の事を“承認”されると、スゴク気持ちがいい。
そして、その相手に対して好意を抱き、“承認”欲しさにもっと自分をさらけ出す。
この“承認”ですが、当人がコンプレックスに思っている事、
人生の汚点に感じていること、消したい過去など・・・・
こういった、当人がマイナスの要素と捉えている事に関しては、
単なる快楽だけでなく、強烈な信頼関係を生むことになる。
そして最後に残るもの。
それは、「もっと“承認”して欲しい」
という、
強烈な依存だ。
もちろん、場面や人間関係においては、
“承認”を使うことによって、上手に生きていくことは可能だ。
恋人関係や夫婦関係など・・・
しかし、コーチやコンサルタントなど、
人々に対して行動や成果、結果など提供をする立場の人間が使う場合がある。
このように語ると、「褒められて伸びる人もいる」って声が聞こえてきそうだ。
しかし、それは伸びているのではなく褒められて上手に出来たことを、
なんども繰り返しているだけ。それ以上“伸ばそう”、“成長させよう”とい概念ではなく、
“このままでいいんだ!“という思考停止を招いているに過ぎない。
結局そういったコーチやコンサルタントは何がしたいか?
相手を“承認”することによって、自分を頼ってほしい。
自分の事を好きになってほしい。
見方を変えれば、
「嫌われたくない」のだ。
そこに、クライアントの「成長」という概念は一切ない。
自分が傷つかずに、クライアントが成長すればイイなどと、
甘っちょろい考えを基にしている。
こういった人に限って、
「クライアントの事を一番に考えている!」
などと戯言を抜かす。
そんなこと当たり前であり、口にするまでもないこと。
最優先されること。
それは、「成果、結果、行動」だけである。
そこに嫌われようが、煙たがられようが関係なんてない。
仲良しこよしのコーチ、コンサルタントほど、
クライアントの事を考えず、自分を求められ依存を生む事だけを考える。
“承認”それは、ドラッグの様に依存性が高いもの。
一度認められると、またその快楽を求め同じ事を繰り返す。
やはり“承認”は成長を止める最大の因子でしかない。