「空気を読む」「空気を読めない」ではなく、”空気を読まない”
世の中には空気を”読めない”人と、”読める”人がいる。
どんな人を“空気を読めない“と言うか?
他人の発言や行動の事は考えない。自分の主観、好みだけで発言や行動をする。
基本的に他人に合わせることが出来ない人だ。
逆に空気を読める人とは、
他人の発言や動きを見ながら、それに対して自身の発言や行動を合わせる事ができる。
他人に合わせる事ができる人だ。
この様な特徴がある。
特に仕事において空気を“読める”人は求められる。
“読めない”人の場合、社内だけでなく、社外での対人関係で特に問題となるからだ。
そして日本の文化として、周りへの気遣いや配慮が出来る人は当たり前とされ、
丁寧であればあるほど、重宝されるのが特徴だ。
そう、この日本では、
空気を
“読める”人=デキる人
というイメージが強い。
しかし、このイメージを重要視するあまりに、問題も生じている。
“読めない“場合の問題とは?
デキない人のレッテルを貼られることだ。
このレッテルを貼られると、扱いはヒドイものになる。
何かミスがあれば責任転嫁をされ、普段からバカにされる対象となりやすい。
実は、“読める”場合にも問題は生じる。
それは、常にアンテナを張り続けなければいけないことだ。
特に周りへの気配りができる人ほど、気になって仕方がない。
仕事へ行く度に、上司や他人の顔色を伺い自分の発言や行動をするからだ。
自分の意見や考えの主張は基本的にはない。
返事も基本的には
「はい」か「イエス」のどちらかだ。
空気を“読めない”であれば、会社での立場は低く、
空気を“読める”としても、多くの自分を演じていかなければならない。
どちらかに偏ることは大変生きづらい結果になる。
これからの時代で必要な事は、
空気を
“読まない”
選択ができることだ。
自分にとって必要な事は“読む”選択を行い、
必要のないことは“読まない”選択をする。
“読む”ことも“読まない”こともできる状態だ。
ただし、この空気を“読まない”は言葉では簡単であり、
頭では理解をしていても、実際に行動に移すことは容易ではない。