“根拠のない自信”だけは絶対にもつな!その①
何か挑戦できない人。
もう一つ行動に踏み切れない人。
この様な人が、行動をしない理由として口にする言葉。
それは、 「自信がない」です。
そして、そんな人達に対して掛ける言葉で多いのが、
“根拠ない自信をもて!”です。
そもそも、「自信」とは何でできているか?
これが理解できていないと、本来使いこなすことはできません。
自信とは、何かを達成した時に対して得られるものです。
“良い成果”が出れば、次回の行動の時には「出来る自信」が付きますし、
“悪い成果”が出れば、次回の行動の時には「出来ない自信」が付きます。
つまり、行動を起こして振り返った時に初めて「自信」と呼べるのであって、
そもそも、行動を起こす前の人に対して「自信」があるわけがなく、
持つこともできるはずがありません。
簡単に言うと、
「自信」は“根拠”がなければ成り立ちません。
では、なぜ多くの人が「根拠のない自信をもて!」と言うのか?
特にこれを言う人達は
・何か成果や結果を出した人
・コーチ、コンサルタント
・教える側の人
こういった人達が口を揃えて語ります。
なぜ言えるのか?
簡単です。
“根拠のない自信を持て!”と言う人達は成果を出した事がある人達だからです。
つまり根拠を持っているから。
そして、自信のない人を見ると、
「自分もそんな時あったな~」と感じます。
しかし、行動をすれば変わる事を知っているから言います。
しかし、そんなものは、“自信を持った人たち”にしかわかりません。
ハッキリ言うて、成果を出した人達だけが言える“無責任な言葉”です。
そして、もう一つ。
なぜ、“根拠のない自信”を持たせるか?
自信が行動を促すことを知っているからです。
そこで、モチベーションやヤル気を高めて行動を起こさせる。
しかし、それは教える人が「ずっと傍にいる」からこそ出来る技です。
その人から離れ、明日、明後日、一週間・・・・
と時間が経つにつれて、「やっぱり出来る気がしない・・・・」
と自信がない人達は考え、行動をしなくなります。
そして、成果や結果を出した人達にも
「自信がない」時代は存在します。
成果を出した人達が、“根拠のない自信”を持って成果を出したのか?
いえ、違います。
自信とは全く違う考えです。
それは、“疑う”です。
「今の自分はこのままで大丈夫なのか?」
「自分の力はこんなものではない。」
と、“疑い尽くす”事が出来たからです。
これ以上“疑う“事が出来なくなり残ったものが“自信”の対象になります。
続きは次回に書きます。