人は理想のために行動をするのか?
こんばんは。
だーやまです。
何か目標や目的があり、それを達成するためには当たり前ですが、
「行動」をおこす必要があります。
では、その行動を起こすためにはどうすればよいか?
よく聞く方法として・・・
・理想を明確にする。
・〇年後の自分がどんな状態かをノートに書く。
・夢ノートを書く。
などなど・・・
確かに、上記のやり方で将来や未来を考えた時、
テンションは上がるしヤル気も出ます。
しかし、明日になるとこのモチベーションはどうなるでしょう??
徐々に下がる人から、一気に冷めてしまう人まで・・・
共通している事は“下がる”こと。
となると、最初は行動が出来ていても、次第に行動しなくなり
気が付くと三日坊主で終わってします。
こんな自分に自己嫌悪を抱く人なんかも少なくないのでは?
だとすると”理想”は本来の「人の行動の理由」にはなり得ないのでは?
実は人の行動の理由は、
「痛みからの回避行動」
からなります。
この一言だけだとわかりにくいので・・・・
例えば
・お腹が空くから食べる→食べなければ死ぬ
・熱いヤカンを触って火傷をした→ヤカンを安易に触らない
・嫌な思い出があった道→なるべくその道を避ける
人は楽しい思い出よりも、自分自身が傷ついた記憶の方が鮮明に残っています。
それは、同じ“痛み”を経験しないように“回避行動”をとるためです。
では、「楽しい事だけをして生きる」「ポジティブに生きる」
こういった考えは“痛みの回避行動“ではないのでは??
いえ、「楽しくない事が嫌」「ネガティブに生きたくない」
という痛みからの回避行動と言えるでしょう。
成果を出している人、成功をしている人の話を聞いたことある人は
わかると思います。
その人達は、
「当時の自分の状況が嫌だった。」
「あのままの生活をはやくやめたかった。」
「あの時、このままだとヤバイと感じた。」
などなど・・・・
理想を明確にする前に、現状がどれだけ“痛み”なのかを明確にしています。
そして、そこから“逃げ出した“結果が理想としている。
しかし、“痛み”だけを認識しても「行動」はできますが、
それが意味のある行動にはなりません・・・・
「今のままじゃダメだから何かしなくちゃ!」
でも、どうなりたいか分からなければ、なんのための行動かわかりません。
そのために、「理想」が必要になります。
イメージで言えば、
痛み=エンジン
理想=ハンドル
といったところでしょうか?
ただ走り出しても、自分自身がボロボロになるだけ。
ただ、ハンドルを一生懸命動かしても動いてなければ意味がない。
皆さんの行動する理由はちゃんと“痛み“になっていますか?
そして、逃げた先の“理想”は明確にできていますか?