嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

【”騙された”ではなく”信じた”だけ】

 
 
先日の大阪の地震で、
本震に備えて食料品や水分を
この短期間で買い溜めする人がみられる。


普段から備えていない事の
証明でもあるが・・・・


この短期間で”個人のため”に
少数が買い溜めをする事により、
多数が水や食料を確保出来なくなる。


自身や家族守るのか?
あるいは大事が起きてから
困った人に配るためなのか?
意図はさておき・・・


本来は買い溜めする事なく、
大事が起きてから、
スーパーやコンビニで平等に
配った方が“全体のため”にはなる。
 
 
誰か1人でも、“全体のため”ではなく
“個人のため”と、考えて行動した場合、
“全体のため”と考えて行動した人は
「損」をする事になる。
 
 
結局は、
“個人のため”を優先する結果へ・・・・
 
 
実はこれゲーム理論で有名な
囚人のジレンマ
と極めて類似している。
下記の通りである。
 
 
囚人AとBの二人がいる。
それぞれ別の個室で事情聴取されている。
お互い話し合いをすることはできない状況である。
 
 
囚人が出来る事は2つだ。
「黙秘」か「自白」のどちらか。
 
 
そしてある条件が提示された。
 
 
片方が自白し、片方が黙認をした場合、
自白した方は懲役0年
黙認した方は懲役10年
 
 
両方とも黙秘した場合は
両方とも懲役2年
 
 
両方とも自白した場合は
両方とも懲役5年
 
 
全体的な事で考えれば、
お互い“黙秘”すれば2年と、
お互いの利益が生まれる。
 
 
しかし、もし相手が“自白“をした場合、
自分の懲役は10年になるリスクが現れる。
 
 
そのため、両方とも
“自白”の選択をする結果へ・・・・
 
 
今回の地震のパターンで言えば、
”自白”=”個人のため”
”黙秘”=”全体のため”
となる。
 
 
やはり、人は常に「損」をしたくない。
誰かの為にという考えも、
自分自身の「余裕」があってこその話である。
 
 
であるならば、日々どのように
「余裕」を作り上げておくか?が肝になる。
 
 
今回は地震についてであるが、
日々の生活はどうだろうか?
 
 
生活面・経済面・人間関係
あげればキリがないだろう。
 
 
ただ、「余裕」を作る話は多くの人が語る。
 
 
SNSを見れば目にしない日はない。
投資・投機・仮想通貨・不動産・・・・・
食事・病気・健康・ダイエット・・・・・
恋愛・対人関係・マインドセット・・・・
起業・独立・脱社畜・やりたい事だけ・・・
 
 
もはや選択肢がありすぎてどれが良いのか
わからない状態である。
”選択のパラドックス”である。
 
 
どれも自身の話の「良い」ところ
しか見せないからだ。
この見せ方にも問題はあるが、
根本的な問題は、それを”選ぶ側”にある。
 
 
どれが真に「余裕」を作るものなのか?
これを見極める”視点”こそ、
何よりも身につけるべきものである。
 
 
でなければ、「騙された」
と、わめき散らし
ネットや知り合いに、
ありもしない噂を流すのだろう。


「騙された」のではない。
ただ「信じた」だけである。
それを責任転嫁することこそ、
一番愚かな行為と言えよう。