嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

【もし、ドラえもんが現れたら・・・?】

 
 
 
人は”将来”に、”未来”に「不安」を感じる。
なぜなら、何が起こるか”分からない”からだ。
 
 
逆に日々の何気ない日常に対して
「不安」を感じる事は滅多にない。
なぜなら、”これから”も続くと思っているからだ。
つまり、
”将来”・”未来”に起こる事が予測出来ている状態。
”分かっているつもり”になっているからだ。
もちろん、現実にこの保証はない。
 
 
この様に人は「不安」を感じる。
ちなみに、人が死ぬ事に対して「不安」を感じるのは、
死ぬという事実が”分かっている”からではない。
死んだ後がどうなるのか?
”分からない”から「不安」になる。
 
 
そして、それを払拭したのが、
”宗教”である。
”死後の世界”を作り上げて、
死んだ後どうなるのか?という「不安」を
払拭しているのだ。
 
 
この様に、”分からない”事に対して
「不安」を感じる。
 
 
ここからは「if」の話である。
 
 
もし、あなたの目の前に
ドラえもんが現れ、タイムマシンで
過去に戻る事ができたら。
過去の自分に何を伝えたいだろうか?
 
 
おそらく多くの思いや考え、
選択についてアドバイス
したくて、したくて、したくて
たまらないだろう。
伝えるかどうかは別として・・・・
 
 
では、少し見方を変えてみよう。
 
 
もし、未来の自分が目の前に現れて、
これから起こる出来事を語ろうとしたら?
その話を聞きたくなるだろうか?
 
 
おそらく、「不安」を払拭したい人は
聞きたくてたまらないだろう。
 
 
では、もし聞く事が出来れば、
本当に「不安」は払拭できるのだろうか?
 
 
これから起こる事が分かっている状態。
最初は新鮮で楽しいかもしれないが、
慣れてくれば、ただただ、
淡々と事前に知った出来事が起こるだけ。
 
 
ここに喜びや感動はあるのだろうか?
おそらく、ないだろう。
 
 
こんな生活に嫌気がさしたら、
未来の自分に教えてもらった選択とは
違う選択をするだろう。
 
 
すると、また違う”未来”・”将来”がやってくる。
ここで、セットでついてくるもの。
「不安」だ。
 
 
人は「不安」を嫌っているのだろうか?
しかし「不安」がなくなると、
途端につまらない人生になる。
しかし、「不安」を好きとは言い切れない。
 
 
もちろん「if」の話なので、
現実にはありえない話だ。
思考実験である。
 
 
もちろん、「不安」を払拭する事自体は不可能である。
そして払拭する事のできない「不安」を払拭しようとする事は
もっと愚かな行為と言えるだろう。