嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

【自分を信じるな!自分を許すな!】 

 
 
昨今、よく見かける言葉だ。
 
 
・自分を信じろ!
・自分を許す事からはじめろ!
 
 
そして、
・自分を嫌ってはいけない
・自分を責めてはいけない
 
 
などと、声を大にして語る人を見かける。
 
 
こういった考えは、自分を大事にする考えである。
自分が幸せでなければ、
他人を幸せにする事ができない。
と。
 
 
なぜ、こういった概念が流行っているのか?
それは、日本の文化が、「謙虚」「他人のため」など、
自分を優先するより、自分を犠牲にする事が
美徳とされてきたからだ。
 
 
しかし、この文化に対して疑問を感じる人も多くなった。
時代の流れもあり、日本ではあるが、
多くの外国文化が入ってくるようになった。
そこで、自分を大事にする考えが生まれたのだろう。
 
 
では、一体これは本当なのだろうか?
 
 
現状の自分を信じる事、許す事は
本当に意味があるのか?
 
 
こういった、考えや概念を取り入れようとする人は、
自分自身を「変化させたい」「成長させたい」
という思いや、経験があって取り入れようとする。
 
 
そう、
現状に不満があり・・・・
現状が嫌で・・・・
現状が最低だと思い・・・
 
 
だからこそ、考え、行動をしようとしている。
 
 
ここで疑問がある。
 
 
そんな自分を信じていいのか?
そんな自分を許していいのか?
 
 
不満で、嫌で、最低で・・・・
一体何を信じるのか?
何を許す事ができるのだろうか?
 
 
そして、この理論には根本的な矛盾が潜んでいる。
 
 
「自分を信じろ!」と語る人を信じているだけであり、
決して自分を信じているわけではない。
 
 
つまり”他信”を行なっているのだ。
 
 
結論から言って、
自分のことなど一ミリも信じていない。
 
 
強く!熱く!自信満々に
「自分を信じろ!」
と、語る人を信じているだけなのだ。

結局自分を信じることも、
許すことも出来ていないのだ。
 
 
憧れた”他人を信じた”だけである。
ゆえに”他信”なのだ。
 
 
つまり、「自分を信じろ!」
と語る人がそもそも矛盾の根源なのだ。
 
 
もし、本当に変化を求めるのなら・・・
もし、本当に成長をしたいのなら・・・
 
 
絶対に自分を許してはいけない。
クソな自分を自覚し、ダメな自分を許さない覚悟をもち、
「行動」し「変化」し「成長」した結果、
そんな自分を初めて「信じる」ことができ、
「許す」ことができる。
 
 
初めから「自分を信じる」意味など全くない。
むしろ変化や成長の妨げにさえなる。

 
そんな根本的な矛盾にも気付かず、
「自分に自信をもて!」
と、語る人は己の経験を
他人に押し付けているだけだろう。
 
 
経験と観察の結果を基に導いたとしても、
己だけという名の統計に意味などない。
 
 
そして、付け加えておこう。
 
 
成果を出した人。
結果を出した人。
が一番最初に語る言葉。
 
 
「あの時の自分が嫌だった。」
「あの時の自分のままでは
 未来がないと思った。」
 
 
と、語る人が多い。
成果や結果を出した人の話でも
もはや証明されている。
 
 
幸せからは幸せを望まない。
不幸と感じて、幸せを望むのだ。