嫌われ者のすゝめ【巨悪の戦略で時代を生き抜く】

「人のため」「世のため」など、 キレイゴトばかり並べてビジネスをしていても人の事なんて幸せにはできない。 このノウハウを信仰する人間は、 他人のためと言いながら、 「自分自身が傷つきたくない」だけだ。 あげく、その事実に気付かない、 もしくは指摘されると認める事も出来ない。 1番の「悪人」はこういった、 考えで商品をお客様に提供している 事実に気付かない愚かな人間だ。 そんな「悪人」をやめて、 真に選ばれる存在になれ!

【”価値”の提供という暴力】

 
 
人は”価値”を感じなければ、
それを「必要」とすることはない。
 
 
ビジネスや商品ではわかりやすいだろう。
ブランドが好きな人はそれに”価値”を感じる。
興味がない人は”価値”は皆無である。
 
 
恋愛や夫婦、友人などの
対人関係においても同じである。
好きだったり、タイプであったり。
また、心を許せたり、優しかったりと。
 
 
モノや人、環境、学びなど・・・・
”価値”を感じるから初めて「必要」となる。
 
 
では”価値”とはなんだろうか?
この”価値”が何かわからなければ、
自身にとって何が「必要」なのかもわからなければ、
相手にも「必要」と感じてもらう事はできない。
 
 
こうなると、ビジネスでは商品は売れないし、
対人関係においては、自身を選んでもらう事はない。
 
 
ちなみに世の中の多くの人が勘違いしている事がある。
「”価値”は足して足して足しまくる」
「”価値”は強みや好きなものを提供をする」
「ダイヤをプレゼントすれば喜んでもらえるだろう」
「サプライズをすれば必ず喜ぶはずだ」
など・・・
 
 
完全に”価値”を勘違いしている。
例えば、
”価値”をいくら足しても、それに”価値”を
見出しているのは、自分だけである。
他にも、
「相手のニーズを引き出してそれに見合った”価値”を提供する」
といった考えも、その”価値”を必要に感じさせるように
誘導尋問しているに過ぎない。
また、
ダイヤをプレゼントすればきっと喜んでくれる!
と、思ってるのは「喜ぶ顔がみたい」という
見返りありきなのだ。
 
 
こういった考えの人達は、本質的に
「相手のことなど微塵も考えていない」
のである。
 
 
つまり、”価値”を「提供」してはならないのだ。
”価値”を「提供」する事。
それは言い換えれば
”価値”の押し付けである。
 
 
こういった勘違いをしている人達は、
自分の主観による良し悪しだけで物事を判断しているのだ。
 
 
世の中の人が皆ブランドモノや宝石が好きなわけではない。
世の中の人が皆美味しいモノや高級料理が好きではない。
世の中の人が皆美容や健康になりたいわけではない。
世の中の人が皆稼いだり自由になりたいわけではない。
 
 
なぜ自分が”価値”を感じれば、他人も同じように
”価値”を感じるという勘違いが起こるのか?
 
 
「人は分かり合える」という、
愚かな希望や思い込みから勘違いが生まれる。
 
 
人が分かり合えるなら、
ケンカも揉め事も戦争も起こらない。
そうなれば、法律も決まり事も、
ルールも必要ない。
 
 
しかし、世の中には数え切れないほどの
ルールに縛られている。
 
 
それは、「人は分かり合えない」
という、事実があるからである。
 
 
そこで無闇に傷つけ合わないために
ルールがあるのだ。
 
 
では、一体”価値”とはなんなのだろうか?
これを理解せずにまだ”価値”を提供するのか?
 
 
あまりに愚かで危険な思考である。
 
 
答えることができず、意味も理解できない
その”価値”を提供しようとしているからだ。
 
 
「なんかわからんけど、”価値”があるねん!」
と、言っているに過ぎない。
 
 
その”価値”の押し付けによって、
どれだけの他人が傷つき迷惑をしているか
認識していない。
 
 
そして、それを行う当人は
100%の善意で”価値”の提供という
押し付けをするため、いつまでも
善人気取りでいるのだろう。
最大の悪人であることに気づかずに・・・・